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【概要】

ココカラファイン(3098)の中間決算はコロナ影響による大幅減収の中、売上総利益率は1.0ポイント。売上高・売上総利益率は期初計画の水準を維持、販管費は大幅圧縮改善

◎業績ハイライト
・売上は前年同期比92.2%、期初計画比99.6%の1918.8億円、売上総利益は95.5%、99.5%の537.0億円
・売上高・売上総利益率は期初計画の水準を維持、販管費は大幅圧縮
・MD統一に伴って生じる棚卸資産廃棄のうち、商品評価損約43億円を計上
・コロナ影響による大幅減収の中、売上総利益率は前年同期比1.0ポイント改善
①ドラッグストア事業
・新型コロナウイルス感染拡大による影響
→ 訪日外国人減少によるインバウンド関連需要の急減新しい生活様式により、家庭内で消費する日用品や衛生品は好調だったものの 化粧品カテゴリーは苦戦
・前年の消費増税前特需の反動減冷夏・暖冬による季節品の不調
②調剤事業
・新型コロナウイルス感染拡大による受診抑制
→ 処方せん枚数減少、処方期間の長期化
・薬価・診療報酬改定
③販売管理費
・人件費コントロール
・販促費の圧縮など
▽マツモトキヨシホールディングスとの取り組み
<ドラッグストア事業の方向性>
・棚割りの統一
・PB商品の相互供給・共同開発
・共通販促
<調剤事業の方向性>
・専門性の高い薬局づくり
・地域密着型のかかりつけ薬局づくり
・出店やM&A活用によるドミナント深耕ヘルスケアネットワークの構築

◎重点施策
▽ITを活用した顧客戦略
・ココカラクラブカードと2つのアプリによる顧客数増大
・共通ポイントサービスの導入、多様な決済方法への対応、EC購入商品の店舗受け取りサービスの対象店舗拡大
▽調剤事業におけるITの活用
・統一調剤システム(レセコン・電子薬歴)活用による生産性向上
・オンライン服薬指導

◎2021年3月期 見通し
・売上は前期比94.5%の3,816億円、営業利益は106.5%の142億円に予想を修正
・通期経常利益は期初計画 160億円から165億円に計画を修正
・修正計画の前提:新型コロナウイルス感染症の再拡大への懸念など引き続き不透明な状況がつづく
・2021年3月期配当予想(年間):92円

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