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ひらまつ(2764)の通期決算は、売上は、底堅い国内マーケットニーズを取込み大幅に伸長し、過去最高値を更新


◎業績概要
・売上は前期比34.2%増の123.7億円、営業損失は6.1億円
・売上は、底堅い国内マーケットニーズを取込み大幅に伸長し、過去最高値を更新
・ホテル事業の売上割合が大きく増加
・採用コスト、人件費、光熱費など一部販管費増により営業利益は予算比微増
・政策投資は主に店舗環境改善の修繕、顧客満足度向上に向けたCRM強化、マーケティング投資の拡充など

◎スタンダード市場への選択申請について
(1)現在の状況(上場維持基準:流通株式時価総額100億円)
・基準日2023年3月31日は79億円と未達
・直近2023年4月28日終値261円にて当社の試算は109億円
(2)スタンダード市場選択の理由
①当面は国内向け市場に専念
②世界的景気減速による株価変動リスクを回避
「プライム市場の上場維持基準への適合に向けた計画書」の取組は変更なし
・引き続きガバナンス水準の維持や積極的な情報開示に努め、プライム市場に相応しい企業を目指す

◎新中期経営計画の進捗と達成に向けた取り組み
・新中期経営計画のゴール:アフターコロナを見据えた攻めの成長戦略の実行により最終年度の営業利益10億円 (営業利益率 6.9%) を目指す
・早期財務健全化と、その先の更なる飛躍的な成長に向けた土台確立の3か年
▽新中期経営計画の政策概要
①ブライダル営業強化
②マーケティング・ブランディング改革
1.既存顧客の再来店
2.ブランドおよび店舗ポートフォリオの最適化と認知の拡大
3.事業間の相互送客(CRM実現)
③店舗オペレーション改革
1.料理とサービスの磨き込み(モデル店によるQSCレビュー改善プロセス構築)
2.店舗マネジメントの強化(店舗責任者による目標管理、あるべきシフトで生産性向上)
3.ホテルOps確立
④人材基盤の確立
1.質・量両面の人員充足
2.トップスタッフ育成
3.ミッション・ビジョンの浸透とES向上
⑤新規事業開発
1.EC/物販強化
2.地域創成コンサルティング/アカデミー事業
3.時間帯・既存施設の フル活用・LTV事業
⑥コスト改善/IT最適化
1.調達最適化
2.販管費最適化
3.本社コスト効率化
▽新中期経営計画 2023年3月期の進捗
・厳しい経営環境ではあったもののウィズ/アフターコロナを見据えた強いマーケットニーズと各種施策の実行により、前年を大きく上回る
▽レストラン
・店舗での営業強化と販促施策による再来店率の向上と店舗環境の改善
・人材基盤の構築と店舗オペレーションの最適化による店舗運営レベル向上
▽ブライダル
・「圧倒的な食体験」と「お客様に寄り添った」新たな時代のひらまつならではの価値提案
▽ホテル
・体験価値の更なる向上と認知の拡大
▽当期の計画694百万円に対して、713百万円の投資を実行
・店舗投資 総額3億円
・マーケ投資 総額1.8億円
・人材投資 総額2.2億円
▽2024年3月期(42期)業績見通し
・売上は前期比5.6%増の130.7億円、営業利益は0.1億円の黒字化を予想
・主にホテル事業における収益性の抜本的改善・向上 (京都・宜野座ホテル収益化)
・価値向上を伴った上での原価率・人件費率・広宣費率コントロールによる収益性向上

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