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ひらまつ(2764)の通期決算は、アフターコロナの需要を取込むと共に戦略的に単価を引上げた結果、売上は大幅伸長し2期連続で過去最高値を更新


◎業績概要
・売上は前期比12.0%増の138.5億円、営業利益は2.6億円の黒字化
・アフターコロナの需要を取込むと共に戦略的に単価を引上げた結果、売上は大幅伸長し、2期連続で過去最高値を更新
・人件費等の費用が増加したが、増収によって営業・経常利益は大幅伸長
・当期純利益は、減損損失の計上等により損失計上
▽予実比較 売上分析
・レストランはアフターコロナの需要増と戦略的単価アップにより全部門で増収
・ブライダルは実施件数が計画を下回るも各種単価アップ施策が奏功し増収
・ホテルはアフターコロナの需要増と単価アップ施策により昨対増収も予算比微減
▽予実比較 利益分析
・増収により大幅増益
・人件費、販管費が増加したが対売上比率は想定内に収まり営業利益は+255百万円
・当期純利益は特別損失313百万円の影響により153百万円の損失を計上
▽予実比較 各費用の詳細
・原価は原材料費の高騰等により増加したが、単価アップ等の施策効果により原価率は予算を下回り増収要因となった
・需要増による集客機会の損失を抑止するため、適時に行った人員補強により、採用コスト(主に紹介手数料)、派遣・アルバイト費用が増加
・売上増加に伴う変動費の増加に加え、将来成長に向けた政策投資による費用増加
・契約変更、補助制度、LED化推進等により水光熱費は予算対比で大幅に圧縮
▽貸借対照表
・特別損失等の影響による当期純損失の計上により自己資本比率が若干低下
・大幅な増益によりROA・ROEは改善、特にROEは昨対比+17.7%向上

◎中期経営計画の進捗
▽中期経営計画のゴール
・「早期財務健全化」と、その先の「飛躍的な成長」に向けた土台の確立
▽事業成長に向けた基本方針
・当社の全ての事業の根幹はレストラン。全事業共通の提供価値である「食体験」 と「ホスピタリティ」を磨き込み、価値を広く顧客に周知していく
▽新中期経営計画 2023年3月期の進捗
・厳しい経営環境ではあったもののウィズ/アフターコロナを見据えた強いマーケットニーズと各種施策の実行により、売上・利益とも計画を上回る
▽新中期経営計画 2024年3月期の進捗
・「ひらまつならではの価値提供」×「価値を生む人材とチーム実行力」戦略的な価格戦略により「過去最高売上」と「利益予算の大幅達成」

◎‘25年3月期予算
・売上は104.4億円、営業利益は2.8億円を予想
・人財の強化および拡充によってトップラインの引き上げ、生産性向上が可能
・構造変化に伴い、増益することで中計目標とのギャップは本質的に解決

◎今後のひらまつの事業プラン
▽次期中期経営計画の策定方針
・成長戦略のための利益の適正配分として人財へ先行投資をする
・人財投資が価値創造を産み、次の利益へ循環し、店舗や株主への還元へ繋がる
▽投資計画案
・事業プランの投資として総額約30億円を想定
▽次期中期経営計画数値イメージ
・人財に先行投資を行い、新店や新規事業の展開を進め、次期中計最終年度にはトップラインの大幅な伸長を実現する
・2028年3月期には売上高125億円前後、営業利益率10%超を目指す

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