8:32

ひらまつ(2764)の通期決算は、各事業において集客拡大および単価向上を目的とした施策を徹底し、予算対比で増収


◎業績概要
・売上は前期比23.1%減の106.6億円、営業利益は6.4%減の2.4億円
・各事業において集客拡大および単価向上を目的とした施策を徹底し、予算対比で増収
・ホテルはMC化に伴い昨対比で減収となったが、ホテル売上を従来通り合算した実質ベースでは増収
・人材関連費用や光熱費の上昇、システム投資の前倒しにより、営業利益は予算比・昨対比ともに減益
・ホテル資産の売却による特別利益を計上したことで、当期純利益は昨対比で増益
▽予実比較 売上分析
・レストランは、リニューアルしたリストランテASO・ミケランジェロの好調に加え、各種施策が奏功し、増収
・ブライダルは、天候要因等の影響により一部店舗でキャンセル、延期の影響を受けたが組単価向上施策が奏功し、増収
・ホテルは、各施設で地産地消の料理や、地域と連携による魅力的な体験価値の提案によりリピート率及び単価が向上し、増収
・その他は、ワイン外販の高価格帯商品の販売が引続き好調に推移し、増収
▽昨対比較 売上分析
・ホテル資産の売却によるMC化と退店を除けば、昨対比で増収
▽予実比較 利益分析
・営業利益は採用コストなどの人材関連費用、光熱費の上昇に加え、システム投資の一部を前倒しで実施したことにより減益
・当期純利益は特別損失が発生したが、ホテル資産売却による特別利益を計上したことで増益
▽昨対比較 利益分析
・営業利益は採用コストなどの人材関連費用、光熱費の上昇に加え、システム投資の一部を前倒しで実施したことにより減益
・当期純利益は特別損失が発生したが、ホテル資産売却による特別利益を計上したことで増益
▽貸借対照表
ホテル資産の売却により、財務状況が大幅に改善
①有形固定資産の大幅な減少により、総資産は12,142百万円となった
②長期借入金の返済により有利子負債が減少し、負債は6,247百万円となった
③ホテル資産の売却に伴う特別利益の計上により、純資産は5,895百万円となった
また、利益剰余金は4期ぶりに56百万円ながら黒転した
自己資本比率は48.4%となった

◎今後の経営方針・2026年3月期業績予想
中期経営計画2030(6ヵ年)
▽重点施策
1.人財戦略の強化
2.事業戦略の推進
3.投資計画の実行
▽対処すべき課題
①企業成長に向けた戦略的事業拡大の推進
②ブランドポートフォリオの再構築
③店舗における収益性と人員効率の改善
④ウエディング事業における新たな価値創出
⑤外部環境変化へのレジリエンス強化
⑥サステナビリティ経営の推進
▽中期経営計画2030 数値計画
売上:133.3億円 営業利益:13.3億円(10.0%)※海外、M&Aを除くオーガニックグロースでの計画
▽2026年3月期業績予想
・売上高は9,353百万円で、中計初年度比36百万円の増収を見込む
・営業利益122百万円、経常利益103百万円と、いずれも中計初年度計画の水準を確保

facebookで「いいね」すると、他の企業の最新決算動画情報がチェック出来ます。